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2008年04月 アーカイブ

2008年04月10日

御神酒の説

和歌森太郎の御神酒の説
神様には畏怖される荒神(こうじん)と、崇敬される和神の二様が考えられていたようですが、そのはじめのうちは、神様はあらぶるものとされていたのだそうです。人間に害する自然の強大な力を神と見たということなのでしょう。この荒神をいわば「調伏」する手段が御神酒(おみき)であったと、和歌森太郎は「酒が語る日本史」の中で書いています。ヤマタノオロチを酒で酔わせて退治するという神話も古人の荒神鎮めに神酒を用いた習俗があったことを思わせるそうです

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2008年04月30日

鰍沢(かじかざわ)

鰍沢(かじかざわ)
お熊のすすめる玉子酒をのんで、旅人は隣の部屋へ。雪の中、お熊が酒を買いたしに出たあとに戻ってきたのは、亭主で熊の膏薬売りの伝三郎。玉子酒の残りを飲むと、にわかに苦しみ出す。そこへ帰ってきたお熊のいうには、旅人の金を盗まんがため、玉子酒にしびれ薬を入れた…。隣できいていた旅人がおどろいた。既にきかなくなっている身体を無理に動かして、ころがるように外に出て、小室山でいただいてきた毒消しの護符を飲むと、いくらか身体が自由になってきた。一目散に逃げる雪のなか。いっぽう気配に気づいたお熊は、亭主の鉄砲をもって旅人を追いかけた。懸命に逃げる旅人。行きついたところは、東海道は岩淵へ流す鰍沢(かじかざわ)の流れ、四、五日降りつづいた雪で水勢が増したものか、がらがらがらがら、ずわっ…という急流、きっそいだような崖、ところも名代の鎌ヶ淵。下にもやってある山筏(やまいかだ)の上にとびおりたが、筏はくずれ、とうとう一本の材木だけ。追ってきたお熊は鉄砲のねらいをさだめるが、髷(まげ)っぷしをかすめて岩角へかちん…。「南無妙法蓮華経、ああ、この大難をのがれたのも御利益、お材木(題目)で助かった」

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